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福島原発周辺の視察

10月22日(火)に福島第1原発近くのいわき市から富岡町まで視察してきました。

午前中は「福島県いわき振興局 復興支援室・地域連携室」で震災後2年半経過しての現状を研修させていただきました。
いわき市は復興の前線基地になっています。
 


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合同庁舎内での研修

午前中の研修を終え、昼食は四倉(よつくら)の道の駅です。
港町で近くには海水浴場などもあった場所です。
福島第一原発から約30km、この道の駅も津波で流された後に再建したものです。
 


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午後から福島第一原発で立ち入り可能な南限の地域まで入りました。
スタデイツアーの金成さんが現地ガイドをしてくれました。
金成さんは被災地の現状を知ってほしいという思いから、NPO法人を立ち上げて活動しています。

まず案内されたのが「久ノ浜」でした。
ここは漁師町で津波と火災で町内の半数が被災したそうです。
この場所では建築制限がかかっており、基礎だけを残して解体撤去されていました。

久ノ浜商店街も被災しましたが、仮設店舗で元気なおばちゃん達が「浜風商店街」を開けていました。
私たちが行くと笑顔と湯茶で出迎えてくれました。
 


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浜風商店街で買い物をしての帰り際にわざわざ見送りにでてくれ、つい熱いものがこみ上げてきました。
 


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写真左が金成さんです

さらに北上する道中には、除染された土砂や草等の入った未処理の汚染物質が荒れた農地に積まれていました。
また、道路沿いの山中には6人が一班となって除染作業が行われていました。
仮置き場の確保も厳しい状況だと言っていました。
 


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さらに北上を続け、福島第1原発事故現場から10km以内に入ります。
ここより立ち入り禁止となっている富岡町まで行きました。
下の写真は富岡駅周辺です。
津波や原発事故直後のまま町並みが廃墟と化して残っていました。

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写真左は富岡駅  写真右はJービレッジです

富岡町内も通行できる範囲を一周してきました。
聞くところによると、原発から30km以内の避難していた家のほとんどに空き巣が入ったようで、このことで帰宅を許可された地域の方々も帰宅する意欲をなくしたとも話していました。

帰り道に、サッカーのナショナルトレーニングセンターとなっていたJービレッジの周辺も回りました。
原発事故以降は、事故対応の拠点として使用されています。
このJービレッジは東電の寄付金によって130億円かけて建設した施設でした、皮肉にも原発事故で返還せざるを得なくなりました。
福島第一原発から20km圏内にあります。
作業員はいわき市内に宿泊し、このJービレッジでバスに乗り換えて原発事故現場へ通っています。
国道6号線を通る車のほとんどが原発事故関係の車だそうです。

原発事故周辺の現状は、ここに単純に書き込めることが出来ないくらい複雑で深刻な状況であることは間違いありません。

ツアーガイドをしてくれた金成さんは、見たこと・聞いたことを地元に帰ったら輪島の皆さんに伝えて欲しいと言われました。
しかし、私の見てきたことや感じたことの全てを伝えることが出来ないかと思います。
少ない写真と説明不足の書き込みですが、少しでも被災地の現状を知ってもらえたら本望です。

原発事故現場周辺からいわき市内の仮設住宅へ避難している人の中には、仮設住宅に閉じこもったままの若者もいると聞きました。
同じ福島県民であっても、東電からの保証金を貰っている人と貰っていない人との感情の差は大きく違っているようです。

原発事故のもたらした被害は極めて根深く深刻な状況であることだけは間違いないと思います。

最後に、「福島を訪れてほしい」というのが金成くんの言葉でした。
 

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